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変分法、偏微分方程式
非線型楕円型方程式に対して変分法を用いて解の存在や漸近挙動を研究しています。
ここでいう漸近挙動は方程式に含まれるパラメータを0あるいは無限大に近づけたときに
解がどのようにふるまうのかを研究するということです。
変分法とは変分問題を解く手法です。
ある汎関数の臨界点(汎関数の微分が0になる点)を求める問題を変分問題といいます。
関数の極値を求める問題に似ています。
汎関数とはある関数の集合上で定義された実数値関数のことです。
例えば、関数に対してその積分値を対応させるような対応も汎関数です。
方程式の解がある汎関数の臨界点として特徴づけられているとき
その方程式は変分構造をもつといいます。そして変分構造をもつ方程式に対して、
その対応する汎関数の解析を行い、もし臨界点の存在が保証できれば
もとの方程式の解の存在も保証できるというわけです。
このようにして非線形楕円型方程式に対して変分法を用いて解析しています。
[2025年度前期]
[2025年度後期]