村松 亮 | 教員紹介 | 東京理科大学 理学部第一部数学科（むらまつ　りょう）

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シュレーディンガー方程式

シュレーディンガー方程式, とくに現在は磁場中のシュレーディンガー方程式を, モジュレーション空間という関数空間上で解く問題を中心に研究しています.

• (with Masaki Kawamoto) Asymptotic behavior of solutions to nonlinear Schrödinger equations with time-dependent harmonic potentials, Journal of Evolution Equations 21(1), 699-723, 2020.
• (with Keiichi Kato) Estimates on modulation spaces for Schrödinger operators with time-dependent sub-linear vector potentials, Hokkaido Mathematical Journal 53(1), 51-69, 2024.
• Estimates on modulation spaces for Schrödinger operators with first order magnetic fields, SUT Journal of Mathematics 57(2), 201-209, 2021.

[2024年度前期]

• 位相1 演習（理学部第一部数学科2年生A, B組）
• 積分論 演習（理学部第一部数学科3年生）

[2024年度後期]

• 解析学2 演習（理学部第一部数学科2年生A, B組）
• 多変数の微分積分 演習（理学部第一部数学科1年生B組）

　大学の数学は、高校までとは全く違った難しさがあり、面食らったかもしれません。特に「証明がこんなにも複雑で回りくどい理由」だとか「定義が分かりにくく直感的でないワケ」のような、抽象的で厳密な論証のウラにある「気持ち」を理解するのは難しいですが、これこそが数学の醍醐味だと思っています。「こういう時はどうなるんだろう？」と具体例を計算してみたり、「これは反例になるんじゃないか？」とふと思いついた疑問をお風呂で考えてみたりして、だんだんと「気持ち」が分かってくる過程は案外楽しいものです。時にはそこから誰もが思いつかなかった新しい問題が生まれる可能性だってあります。「気持ち」を理解することで数学が本当に分かったという実感が得られたときの充実感は、他の学問や趣味では味わえない貴重な体験だと思います。
　体験といえば、勉強以外のサークル活動なども大学生活における貴重な体験です。ぜひ時間と体力のある今しかできないこと/やってみたかったことに挑戦してみてください。きっとあなたの将来を豊かにしてくれますよ。

　今数学が好きで、大学でその続きを学びたい人はもちろん、今は数学が苦手だけど、大学ではどんな数学を学ぶのか、また社会ではどんな数学が使われているのか気になるという人も、ぜひ一度オープンキャンパスで数学科へ遊びに来てください。