小境 雄太 | 教員紹介 | 東京理科大学 理学部第一部数学科(こざかい ゆうた)

研究内容

有限群のモジュラー表現論を主に研究しています。特に, 有限群のブロックの間の導来同値や, 有限群のブロックに似た性質をもつ多元環の間の導来同値を明示的に記述することや, 分類する問題に取り組んでいます。

主要論文・著書・学会発表

・(With Naoko Kunugi)  Two-sided tilting complexes for Brauer tree algebras, J. Algebra Appl. 17 (2018), no. 12, 1850231, 26 pp.

・Foldings and two-sided tilting complexes for Brauer tree algebras, Osaka J. Math. 56 (2019), no. 1, 133–164.

担当科目(年度により変動)

【令和2年度】

理学部一部数学科 担当科目

・線形代数学1, 2 (演習)

・代数学1, 2 (演習)

理学部第二部数学科 担当科目

・代数学1 (演習)

 

学部学生へのメッセージ

みなさんは自転車に初めて乗れるようになったときのことを覚えていますか?
最初は何回も転びましたが, 失敗を繰り返しているうちに, だんだんと乗り方がわかってきて, 気づいたら自分の思うがままに乗れているようになったのではないでしょうか?
数学はこれによく似ています。
新しい概念や定理, 公式などを勉強したとき, それらをすぐに使いこなすことはなかなかできません。具体的な計算をしてみようと思っても, どこかで失敗することも少なくありません。しかし, 何度も失敗してるうちに, 必ず使いこなせるようになります。
少し失敗しただけで, 自分には無理だと思わず, 諦めずに失敗を繰り返してください。
苦労してやっとできるようになったときの喜びは, とても大きいものです。

高校生へのメッセージ

数学は人と議論することで, 理解が深まります。
一人で本を読んだり, 問題を解くのももちろん勉強になりますが, 友人と議論をすることで, 自分が勉強して気づかなかったことに気づいたり, 違う側面が見えることがたくさんあります。ぜひ数学科に入学して, 友人と議論をしてください。